避難はしごにはいくつかの附属品があります。それについて見て行きましょう。
格納箱(BOX)
はしごを使わないときに収納しておく専用の箱です。鉄製とステンレス製があります。一般的にはバルコニー等の屋外ではステンレス製を、部屋内ならば鉄製をお勧めしております。また、設置場所に応じての穴をあけることや、塗色を変更することも可能です。このような場合は事前に当社営業担当までご相談ください。箱のサイズですが、折りたたみ式とOAシリーズで共通しています。以前はS・M・Lの3種類を用意しておりましたが、現在は折りたたみ式の8型と9型を廃止した関係でSとMしか製造しておりません。適応サイズは下記の通りです。
折りたたみ式とOAシリーズ
- S(幅442mm×奥行222mm×高さ402mm)が折りたたみ式の4型・5型とOAシリーズの40番代から70番代まで。
- M(幅572mm×奥行222mm×高さ402mm)が折りたたみ式の6型・7型とOAシリーズの80番代から100番代まで。
- 1〜2号用(幅480mm×奥行350mm×高さ395mm)
- 3〜4号用(幅480mm×奥行390mm×高さ435mm)
- 5〜6号用(幅480mm×奥行450mm×高さ455mm)
ワイヤーロープ式3種類用意しております。
箱の置き場所についてですが、なるべく設置位置に近い場所に置いてください。押入れ等にいれてしまうと、いざというときに使うことができません。原則として人が箱の上に乗ることを想定してはおりません。乗ったからといって直ぐに壊れることはありませんが、固定されていない箱の上に乗ることは特に避けてください。バランスを崩して転倒するおそれがあります。
はしご取付金具
ナスカンフックのつり下げはしごを設置する場合、ナスカンフックを掛けようとしたパイプがアルミニウム製等である場合があります。避難器具の設置及び維持に関する技術上の基準の細目(平成8年4月16日消防庁告示第2号)に拠って屋内ならば鉄製、屋外であればステンレス製のパイプでなければなりません。このようなときにナスカンフックを掛けることは原則として許可されません。例えば、バルコニーの腰壁の天端とその上をはしるパイプとの間に適度な隙間があれば自在フックを掛けることもできますが、慣れていないと避難に手間取る可能性があります。このようなときはしご取付金具のご採用をご検討ください。腰壁がRCでその厚みが120mm以上あれば、タオル掛け状の金具で、あと施工アンカー2本で設置することもできます。ここにつり下げはしごのナスカンフックを掛けてはしごを使うことができます。実際の施工にあたっては、当社営業担当とお打合せの上でお願いします。
くさり延長
上記のような場合で、腰壁にあと施工アンカーを打てないことがあります。バルコニーの床からアルミニウム製等のパイプが立ち上がっていたり、腰壁自体が網入りの曇りガラスにアルミのフレームのような場合です。このような時ははしご取付金具を建物の壁面やバルコニーの床面に打つこともあります。こうなると、はしごのフックと縦棒を繋ぐチェーンが工場出荷時の約40cmでは長さが足りなくなります。こうした場合には、所轄消防機関から事前に許可を得てチェーンを延長することもあります。追加されるチェーンは検定品で使われる部材と同じ物です。ただし、国家検定に合格したはしごを改造することになりますので、その場で行う訳にはいきません。所轄消防機関によっては許可が降りず、避難器具の種別変更を指導されることもあります。予めご了承ください。
自在金具用補強板
自在フックのつり下げはしごを設置する場合、設置場所となるバルコニーの腰壁の幅が広いことがあります。280mm以上の幅であれば、そのままはしごを設置することができません。こうした場合には、所轄消防機関から事前に許可を得て、補強板により自在フックを延長することもあります。追加される補強板は検定品で使われる部材と同じ材質です。バルコニーの腰壁の幅に対して、「は第52-5号」では最大で約500mmまで、現行の「は第19-7号」では最大で約590mmまで対応することができます。但し、国家検定に合格したはしごを改造することになりますので、その場で行う訳にはいきません。所轄消防機関によっては許可が降りず、避難器具の種別変更を指導されることもあります。予めご了承ください。

