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避難はしご(つり下げ式)

避難はしごとは

 「避難器具とは」でも書いたように、避難はしごとは縦棒(たてぼう)と横桟(よこさん)で構成される所謂「はしご」です。金属製と金属製以外のものがあり、それぞれ、固定はしご、立てかけはしご、つり下げはしご、ハッチ用つり下げはしご(金属製に限る)に分類されます。ここでは金属製つり下げはしごについて見ていきましょう。当社では鉄製の折りたたみ式とワイヤーロープ式、アルミベースのOAシリーズ(折りたたみ式のみ)、そして定置化を企図した揺れにくいSOSとminiSOSを販売しています。適用高さ(窓枠やステンレスの手すり等構造上堅固な取付部分から降着面まで)は価格表をご参照願います。最大10mまで対応しています。高さが10mを超える場合は緩降機・救助袋・固定はしごをご利用ください。義務設置の場合、つり下げはしごは原則として3階までしか設置できません。最下段の横桟から地面等の降着面までは50cm以内に収めなければなりません。  

いずれのはしごにも表(利用者の方が実際に降りる側)と裏(防火対象物の壁面に接する側)があります。誤って表裏を逆に掛け渡した状態で展長し、突子の側に足を掛けると大変に危険です。

保管場所についてですが、できる限り設置場所(実際に掛けて使用する場所)の直ぐ近くに置いてください。設置場所については、金属製避難はしごを展長したときに、防火対象物に突子(とっし)が接触できる位置が基本です。壁面の無い部分にはしごを展長すると、使用の際に、使用者の自重によってはしごが建物側へ入り込んでしまう、ハングアップ状態になってしまい非常に危険です。また、降下地点にものを置いてはいけません。そして安全、確実、かつ容易に使用される構造のものでなければなりません。